麻の百貨店

★　素材　　　麻★　サイズ　　幅　約　36.5cm★　色　　　　 生成り色　■■■　　　　　　　　　　　　（小学館発行『色の手帖』参照）＜コメント＞大変稀少な、麻織物の最高級品本越後上布の反物のご紹介です。透け感のある白地に織り出されたのは、草葉の意匠でしょうか。白地にすっきりと、見ているだけで　なんとも涼やかですね。越後上布とは、弥生時代から2000年の長い伝統を誇る日本最古の織物です。越後上布の原料になる苧麻はイラクサ科の多年草で全国いたるところに群生し、昔から衣料の原料として各地で使われてきたそうです。新潟県魚沼を中心とした越後の山間僻地は、毎年冬になると雪に閉ざされ、麻織りは　女の唯一の職となったそうです。雪の多い気候から生まれた越後上布の「雪晒し」という独特の技法は、太陽の日差しと　雪解けの水蒸気によって発生するオゾンを　反物に当てるための作業。その漂白作用が染料の色を鮮やかにし、黄ばみなどを落とします。晴天の日を選んで長さ12メートルの色とりどりの反物が真っ白な雪原に敷き詰められる様子は目にも鮮やかで、雪国越後に春の到来を告げる風物詩にもなっているそうです。糸作りにおよそ100日、絣を作って織り上げるまでに平均80日。生産工程が50もあり、1反の織りだけで2〜3カ月もかかる越後上布は平均で1反が400〜500万円、1000万円を超えるものも　ざらにございます。技術者達も高齢化し、年間の生産反数は現在では40反程度。原料となる苧麻（ちょま）糸を績む人が激減し、生産反数は減る一方といいます。織り手は現在では12人から13人と言う少数で存続が危ぶまれる織物の一つです。麻織物は通風性に優れ、肌触りの良さは、得難いものがあります。夏の蒸し暑い時期にお召しになるお着物として一度　上布を纏うとその涼しさや軽やかさにとりこになる方も多く居られるのではないでしょうか。帯には、藍紅型や科布など合わせていただいても素敵かと存じます。一流のお品物を、装いの一品としてお役立てくださいませ。大変稀少なお品物です。お気に召された方はこの機会に是非どうぞ。ご希望があれば、お仕立ても承っております。お気軽にお問い合わせくださいませ。＜状態＞新品のお品です。特に目立ったシミや傷等なく、綺麗な状態です。充分に検品致しておりますが、ごくわずかな見落としはご容赦くださいませ。尚、当店で複数お買い上げのお客様は1点分の送料で1点で3万円以上お買い上げのお客様には無料で発送を承ります☆（セール品は対象外です）＜ 注意 ＞この商品は当店実店舗「だいやす」でも販売しております。お買い上げいただいた商品が、品切れになってしまうこともございます。その場合、お客様には必ず連絡をいたしますが、万が一入荷予定がない場合は、キャンセルさせていただく場合もございますことをあらかじめご了承ください。モニターの発色の具合により、実際のものと色が異なって見える場合がございます。ご了承くださいませ。▲各画像をクリックしたら拡大画像がご覧いただけます。